こんにちは。むくです。
我が家では、息子はプレ幼稚園に通いましたが、プレとは別の幼稚園に入園しました。
こちらでは、前編と後編に分けて、息子がプレとは別の幼稚園に入園することになった経緯を紹介しています。
前編のあらすじ
A幼稚園のプレに通うも、あまり楽しんでいない様子の息子。
夏休みのイベントに参加したB幼稚園で、息子が驚くべき好反応を示す。
B幼稚園に通わせてあげたい・・・という思いが母に芽生えました。
後編もよろしくお願いします
母、B幼稚園について徹底的に調べる ~夏休み
B幼稚園に通わせてあげたい・・・!
そう思い、B幼稚園についてのリサーチをすることにしました。
どんな幼稚園でも楽しめる子供ならば、近いという条件で選んでいいのかもしれません。
でも、息子は違う。
息子にとっては、幼稚園の環境や保育内容で楽しく通えるかどうかが変わってくるのです。
そう気づいた私は、本気モードでリサーチしました。
これまでB幼稚園に関して、知っていたことといえば、
- 家から遠い(といっても車で20分程度)
- 園バスがある
- 給食がなく、毎日お弁当持参
- 自由保育がメイン。外遊びも多く、のびのびした園
これくらいでした。
B幼稚園には知り合いがいなかったので、つてをたどって在園児さんや卒園児さんのお話を聞かせてもらったり、個別の見学もさせてもらったりもしました。
その結果、やっぱりB幼稚園の環境・教育方針が息子に合っている。
と感じました。
決断のとき~2学期
いよいよ2学期の始まりです。
2学期には、翌年の入園願書配布・入園面接・入園手続きがあります。
この2学期に、決断するんだな、そんな思いでスタートしました。
A幼稚園のプレ ~やっぱり薄い息子の反応
A幼稚園のプレ、再開です。
2学期最初のA幼稚園のプレは、外でのお水遊びからスタートしました
ビニールプール、たらいで遊ぶお魚釣りが用意されています。
息子の反応はといいますと・・・
しょっぱなに少しお魚釣りで遊ぶも、ビニールプールには入らず。
じきに「ジャングルジムで遊びたい」と言い出し・・・。
ジャングルジムは今は使えないことを伝えると、
息子は私の足元でまるくなって、なにやら地面の土をぐりぐりしはじめ・・・
そのまま、残りの時間を過ごしました(^^;)
もしかしたら、ひとりで座れるかな?
と期待した絵本の時間も、やっぱりママのお膝に座る息子。
B幼稚園でいきいきと過ごした息子を見ることはできませんでした
A幼稚園での息子の反応を確認し、私の気持ちはB幼稚園の入園面接を受けよう。
という方向でほぼ気持ちがかたまりました。
B幼稚園を再訪問 ~秋のイベント
そんな中、B幼稚園で秋のイベントが開催されることに。
今回のイベントは、焼き芋です。
夫も一緒に、家族3人で参加しました。
この日も、たくさんの遊びが用意されていて、子供たちが自由に選んで遊びました。
1時間くらい遊んだところで、焼けたお芋が参加者にふるまわれ、その後、解散になりました。
この日も息子は、園庭の遊具や、どんぐりの手作りピタゴラで夢中になって遊びました
そして、
この後、帰り際の先生の一言が決定打となり、B幼稚園の入園面接を受けようと決意が固まることになったのです。
入園を決意した瞬間! 先生の神の一言
ほくほくの焼き芋でお腹いっぱいになり、そろそろお開きの時間です。
参加者のみんなも荷物を持って帰っていきます。
そんな中、、、、息子は、園庭の気に入った遊具で遊び続けていました。
声かけをしても、なかなか帰ろうとしません。
園庭に残っている子供も、だんだん少なくなってきて、私はちょっと焦り始めていた頃です。
遊んでいる息子のところにひとりの先生が来て、
一言、こんなことを言葉をかけてくださいました。
〇〇くんは、めいいっぱい遊びたいんだよね
と。
たったそれだけです。
たったそれだけなんですが、
その言葉は、息子にも、私の心にもすごく響いたのです。
なぜ?
こういう状況では、一般的に先生の声かけは
「そろそろお時間です~」
だと思うんですよね。
でも、先生は、今すべきこと以前に、なかなか区切りをつけられない息子の気持ちを理解し、代弁してくれたのです。
気持ちをわかってくれてる!!
気持ちをわかってもらえることって、大人にとっても子供にとっても、意欲につながるんですよね。
息子も同じ気持ちだったのか、それからじきに、気持ちを切り替えて帰ることができました。
この幼稚園では、先生方が子供たちの気持ちをしっかり受け止めてくれる。
マイペースで、自分の世界を大事にしている息子にとっては、ここの園が適してる。
そう確信しました。
この、先生の一言が決定打となり、「B幼稚園に通わせたい」が、「B幼稚園に通わせよう」に変わったのでした。
B幼稚園の入園面接を受けることに決まる
帰宅後、家族会議をし(一応息子も参加)入園面接はB幼稚園1本でいこう。
ということに決まりました。
B幼稚園の入園面接を受けることに決まりましたが、A幼稚園のプレは翌年3月まであります。
そこで浮上するのが、
プレをどうするか?問題です。
プレをどうするか?
3択ありました。
- B幼稚園のプレに入会する。
A幼稚園のプレは止める - A・B幼稚園両方のプレに通う
- A幼稚園のプレを継続。
B幼稚園のプレには入会しない
我が家では、
③ の選択【A幼稚園のプレを継続、B幼稚園のプレには入会しない】
をすることにしました。
その理由は・・・
- A幼稚園で、ママと離れる時間が始まっており、息子もがんばっている。
→ ひとりで参加することに慣れることができる - B幼稚園のプレは、3月まで保護者と一緒に参加するスタイル
→ 入園する際、ママと離れるのが大変になるかも - 息子自身が、3月まではA幼稚園のプレに通う心づもりでいる
(息子は予定の変更を受け入れるのが苦手です) - 一括支払いしたA幼稚園のプレの保育料は返金されない
「返金されない」という大人の事情もありましたが・・・
A幼稚園のプレは最後まで参加することに決まりました。
A幼稚園の先生方にも事情をお話ししましたが、その後も分け隔てなく息子を保育してくださいました
B幼稚園への入園決定
その後10~11月にかけて、入園説明会・願書配布・入園面接を経て、晴れてB幼稚園への入園が決まりました。
まとめ
最後に、プレとは別の幼稚園に入園することになった経緯を簡単にまとめたいと思います。
通える範囲の4つの幼稚園の中で、のびのび過ごせそうなA幼稚園とB幼稚園とで迷う
- 自宅から近い
- 近所のお友達も多く通っている
- 幼稚園入園後は、ほぼ毎日給食
条件のよさで、A幼稚園のプレを申し込む。
プレで慣らし、そのままA幼稚園に入園させるつもりでいた。
プレに通い始めるが、いまいち乗り気ではない息子。
常にママとべったりで、日頃の元気な姿が見られない。
少しずつ慣れるのを待とう。と見守ることにした。
夏休みにB幼稚園のイベントに親子で参加。
息子は遊びに夢中になり、ママとも離れて過ごす。
A幼稚園では見せないような好反応を示す。
B幼稚園に通わせてあげたい。という思いが芽生える。
B幼稚園に関して調べ尽くす。
環境、教育理念、教育方針が息子に合っていると感じる。
とりあえず、2学期になってA幼稚園のプレで息子がどんな反応を示すか見てみることに
~2学期になっても薄い反応
2学期になってもA幼稚園のプレでは、息子の反応は相変わらず。
ママがいるときは、ママにべったり
~先生の神の一言で入園を決意
再度B幼稚園でのイベントに参加。
イベント終了後もなかなか帰ろうとしない息子に、ある先生が「〇〇くんは、めいいっぱい遊びたいんだよね」と声をかけてくださる。
息子の気持ちをわかった上でかけてくださったその一言が決定打となり、B幼稚園の入園面接を受けることでほぼ決定する。
その後、家族会議を行い、B幼稚園の入園面接を受けることに決定する。
願書配布・入園面接を経て、晴れて翌年4月から、B幼稚園へ入園することが決定
A幼稚園のプレに通い続けるメリットがあったため、A幼稚園の先生方に話をした上で、3月まで継続することに。
プレとは別の幼稚園に入園して思うこと
翌年4月から、息子はB幼稚園に通いはじめました。
山あり谷ありの日々ではありますが、自分でやりたい遊びを選んで遊べる環境で、毎日思い切り遊んで帰ってきます
同じ遊びを「楽しい!」と思える子と、自然に仲良くなってもいっているようです。
さんざん悩みましたが、息子に合った環境のB幼稚園に通わせることができて、本当によかったと思っています。
プレで通う幼稚園を選ぶ際、私は、条件をメインに選びました。
でも、条件ではなく、環境・教育方針・教育理念で選んだ幼稚園の方が息子にはぴったり合っていたのです。
そのことを、当時まだ3歳だった息子自身が、私に教えてくれました。
お子さんが、環境に左右されにくく、環境を問わず楽しく過ごせるようであれば、幼稚園は条件で選んで問題ないと思います(条件が整っているということは、メリットも大きいです)。
でも、環境の影響を受けやすいお子さんの場合は、幼稚園選びは慎重にすべきではないかと思います。
さらに、私のように、お子さんが環境の影響を受けやすいことに気づいてあげられていないケースもあると思います。
プレでのお子さんの反応がいまいち・・・
ひょっとしたら、それは、お子さんにプレ幼稚園の環境が合っていないのかもしれず、お子さんからのサインかもしれません。
プレは幼稚園のお試しでもありますよね。
環境の違う、別の幼稚園にも顔を出してみたら、お子さんが思わぬ反応を示すかもしれません。
せっかくのお試し期間のプレ。
お子さんが、入園後にお子さんらしく楽しく通える環境をみつける期間、と思って有効に使いましょう!
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
この記事が、未就園のお子さんをもつ保護者の方々にとって、少しでも役に立つとうれしいです。