こんにちは。むくです。
幼稚園に入園する前のプレ幼稚園。
プレに通い始めたものの、数回通ったところで、お子さんの様子がいつもと違うな、と違和感を感じるママ・パパもいらっしゃるのではないでしょうか。
その違和感は、お子さんからの無言のメッセージからくるものかもしれません。
我が家では、息子をプレ幼稚園に通わせました。
でも、結局、別の幼稚園に入園させることにしました。
「ぼく、この幼稚園は合わない」
息子が、言葉ではなく、行動でそのことを教えてくれたからです。
今日は、息子をプレとは別の幼稚園に入園させることになった経緯を紹介していきたいと思います。
こんな違和感を抱えているママ・パパさん、ぜひご一読ください。
- プレに通ってみたけど、お子さんの反応がイマイチ(普段と様子が違う)
- もっとお子さんに合った幼稚園があるような気がする
- プレとは違う幼稚園に入園させるべきか悩んでいる

最初に少し、息子の紹介をさせていただきます。

息子は、アクティブに体を動かすことがすき。
その一方で、傷つきやすい繊細な面があります。
好きなテレビ番組は、Eテレの「ピタゴラスイッチ」。
どうやってプレ幼稚園を選んだか



最初に、どうやってプレを選んだかについて、少しお伝えします
まずは、年少からも通うことを前提に、幼稚園の特色や雰囲気・諸条件の情報収集をしました。
我が家から通える範囲でプレを実施している幼稚園は4ヶ所(A幼稚園~D幼稚園とします)。



最終的に、
プレ→A幼稚園
年少から→B幼稚園
に通いました
A幼稚園 プレのみ通った | B幼稚園 年少から入園 | C幼稚園 | D幼稚園 | |
---|---|---|---|---|
自宅からの距離 | 近い | 遠い | やや遠い | やや近い |
給食 | 週3回 | なし | 週3回 | 週3回 |
保育内容 | 外遊び中心 | 外遊び・ 自由保育中心 | 勉強多め | 室内活動多め |
雰囲気 | のびのび | のびのび | 厳しめ | 穏やか |
息子は体を動かすことが好きなので、外遊び中心でのびのびした雰囲気のA幼稚園とB幼稚園を比較検討。
近くて給食の日数が多いA幼稚園のプレに通うことにしました。
A幼稚園のプレ開始~1学期
新年度を迎え、いよいよプレのスタートです。
A幼稚園のプレ保育はざっくりとこんな感じで行われました。
- 週1回、午前中の1.5時間
- 子供12人で1クラス
- 1学期は、 保護者同伴の保育
2学期から、 段階的に保護者と離れて過ごす
A幼稚園の雰囲気
先生方は真っ赤なエプロンをしています。歌のおねえさんやおにいさんのように、声量があって元気いっぱい。
園庭は広々していて、日当たり良好。
それに対して、玄関・お教室には陽があまり入らず、やや暗めな印象です。
保育内容
前半は、教室で自由遊び。
おままごと・プラレール・おえかき・積み木などのコーナーが用意されていて、子どもは好きなコーナーに行って遊びます。
休憩をはさんで後半は、一斉活動。
みんなで一緒に工作をしたり、先生に絵本を読んでもらったりして過ごします。
工作など一部の作業をのぞき、保護者は教室内の少し離れた場所から子どもたちの姿を見守ります。
息子の様子
お友達が保護者に見守られて過ごす中、息子は常に私と一緒に過ごしたがりました。
自由遊びの時間には「ママと」と、私の手を引いて興味のあるおもちゃのコーナーに出向きます。
工作や絵本の読み聞かせの時間は、私の膝の上で、私の髪をいじりながら過ごします。
息子の笑顔が見られるのは、解散後に園庭で自由に遊べる時間のみ。



「このプレ幼稚園、ぼくに合わない」という息子からのメッセージに、私はなかなか気づいてあげることができませんでした
息子が変わっていくことを期待していましたが、変わることはなく、気がついたら1学期が終わっていました。
別の幼稚園のイベントに参加
~夏休み
夏休み。
A幼稚園のプレはお休みです。
たまたま別の幼稚園で水遊びのイベントが開催されることを知り、行ってみることにしました。
これが、年少から入園することになるB幼稚園との出会いです。
B幼稚園の雰囲気
さてさて。イベント当日がやってきました。
お水遊びができるということで、息子もご機嫌な様子。
初めて訪れたB幼稚園。
門をくぐって最初に感じたことは、「明るい」ということでした。
広々とした園庭にもお教室にも、お日様が降り注いでいます。
先生方は、エプロンなどはしていません。
話しかけてくれる声と物腰には、幼稚園の先生らしからぬ穏やかさがありました。



こんな雰囲気の幼稚園の先生もいるのだな、と新鮮でした
イベントの内容
この日のイベントの名前は、「お水遊び」。
大きなビニールプールが園庭の真ん中あたりに用意されていることを想像していた私は、ちょっとした衝撃を受けました。
それは、「お水遊び」のイベントでありながら、お水遊び以外でも楽しめるよう、いろいろな遊具や素材が準備されていたからです。



ビニールプールやお水のピタゴラなどのほかに、三輪車・段ボールのバス・落ち葉や砂を使ったおままごと、お教室でのお絵かきなど、たくさんの選択肢が用意されていました。
「お水遊びが合わない子は、しなくてもいいですよ~」
「すきなことをしていいですよ♪」
というメッセージが伝わってくるようでした。
息子のまさかの反応
そんなメッセージが息子にも伝わったのでしょうか。
「決められたことをしなくてもいい」ことを知り、息子は目を輝かせて大喜び!
水遊びやピタゴラで自由に遊び、大いに楽しみました。



遊びに夢中になるにつれて、私と離れて過ごせるようにもなっていきました
心ゆくまで遊んだあとは、休憩をはさんで、一斉活動。お教室での絵本タイムです。
ここでも、息子は楽しそうな姿を見せてくれることに。
子ども用の小さな椅子にひとりで座り、
読み聞かせが始まると、絵本の世界に引き込まれています。
先生の問いかけに対しては、周りの子と一緒になって大きな声で答えています。
絵本の後にみんなでやった手遊び歌の時間には、立ち上がって身を乗り出して参加していました。



そんな息子の姿を見て、私は涙がでそうにうれしかったです、、、
私と離れて過ごし、集団での活動を楽しんでいた息子。
今日の息子の姿は、プレのA幼稚園で見せる姿とあまりに違いました。
そして、私はこのとき、初めて息子の無言のメッセージに気がついたのです。
ママ。
ぼく、どうしてかわからないけれど、プレのA幼稚園は、合わないんだ。
B幼稚園ではなんだか安心できて、楽しいんだ
言葉ではうまく伝えられない息子が、行動で示してくれた、無言のメッセージでした



日当たり?
先生方の雰囲気?
それとも・・・?
プレのA幼稚園のどの部分が息子に合わないのか、
B幼稚園のどの部分が息子に安心を与えるのか、
息子自身も自覚していませんし、いくら観察してもわかりません。
でも、
ただ、ひとつだけわかることがありました。
それは、
息子には、プレのA幼稚園よりも、B幼稚園の環境の方が合っている
ということ。
息子からの無言のメッセージを受け取り、私は
B幼稚園に通わせてあげたい。
と、強く思うようになりました。
後編へつづきます



