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年月

こどもの弱視治療|就学前検診で息子に弱視が見つかった ②

こんにちは。むくです。

我が家の小学生の息子は、メガネをかけています。

小学校に上がる前の「就学前検診」で、弱視が見つかり、治療中なのです。




こどもの弱視治療|就学前検診で息子に弱視が見つかった ① に続いて、

息子の弱視発覚から治療開始までの日々を記事にしています。


今だから伝えられる、親として我が子のために配慮してあげられることも記しておりますので、是非、ご一読ください。


この記事はこんな方におすすめです

  • お子さんの3歳児検診、就学前検診の視力測定で予想外の結果が出たママ・パパ

  • お子さんの視力に関して心配な点があるママ・パパ

  • お子さんの初めての眼科受診を控えているママ・パパ

  • 子どもの弱視検査についての情報がほしい方
目次

つらかった5日間|アトロピン軟膏(リュウアト1%)をぬる

診断を確定するために行うことになった精密検査。

正式には「精密散瞳屈折検査」というそうです。


息子の検査日は14日後に決まりました。

むく

この精密散瞳屈折検査は、当日だけ受ければよいのではなく、事前準備が必要です


どんな事前準備かといいますと、

検査日の前の5日間、就寝前に目の粘膜にアトロピン軟膏というものを塗り、

目の筋肉をしっかりと休ませる
のだそう。

そうすることによって、より正確に目の状態を確認できるそうです。


アトロピン軟膏の特徴についても、薬剤師さんから受けた説明を記しておきます。
(実際に処方されたお薬はリュウアト1%という名前でした)

塗ってから15分ほどで瞳孔が開き、半月~3週間ほど薬の効果が持続する

薬が効いている間は、手元がぼやけて見えたり、まぶしさを強く感じることがある。

※ 効果や感じ方には個人差がある

むく

眼科で使ったサイプレジンという目薬と似ていますが、より、効果が強く、持続するようです


こんなに強い薬を使わなくてはならないのか・・・

と思うと、早くも私は心が折れそうになりました。





今夜からアトロピン軟膏を使用するぞ(=明日から見え方に違和感が生じる)という日の昼間。

幼稚園のお迎えの際、担任の先生に、ここまでの事情をお話しました。

そして、明日から手元が見づらくなったり、まぶしさを感じやすくなる可能性があることを伝える

せんせい

心配ですね・・・。
手元を見る作業などは、フォローさせていただきます。
お外遊びの際もまぶしがる様子でしたら、〇〇くんと相談して室内で遊べるように準備しておきますね


先生は、安心の言葉をくださった上、息子に優しい励ましの言葉もかけてくださいました。

いつもありがとうございます!!


先生と情報共有しておくことで、お子さんの負担を減らしてあげられる場面があるかと思います。

うまくお話してみてくださいね。

精密検査のためにアトロピン軟膏(リュウアト)を使用する場合は、幼稚園や保育園、その他にお子さんが所属するお教室などの先生に必ず伝え、配慮をお願いしておきましょう




そして、5日経過。

むく

幼稚園の先生の励ましの言葉を支えに、5日間就寝前にアトロピン軟膏(リュウアト)を塗りました



これからアトロピン軟膏を使う予定の方・・・ごめんなさい。


一言・・・アトロピン軟膏との5日間
つらかったです
(T0T)



むく

ざっくりと、5日間のことを記しておきます


まず、目薬を嫌がる息子に、どうやってアトロピン軟膏(リュウアト)を塗ったらよいものか ??

と悩みに悩みましたが、

結局、

「自分のタイミングで塗るのがいちばん怖くない」
との息子の言葉により、息子自身で自分で塗ってもらうことにしました。

もちろん、前後によく手を洗って。

「塗るタイミング」がくるまで、毎晩ひと騒動あって大変でしたが、塗ること自体はなかなか上手にできていました。

むく

顔は動かさずに、目だけ斜め上を見上げるようにすると、塗りやすかったようです



アトロピン軟膏(リュウアト)を塗ると、どんな風になるのか?

というところですが、

塗ると数秒で視界がぼやけ、瞬きをするたびに「プールでもぐって、あがったとき」のように膜が張ったような見え方がしたそうです。

「とにかく変で気持ち悪い」
と息子は言っていました。

そして、
光が目に突き刺さるようにまぶしかったそうです。

塗れば不快が続くとわかっていながら、5日間塗らなければならない現実に、

「もういやだぁぁぁ!!!なんで、ぼくがこんな思いしくちゃいけないのおぉぉぉぉ!?」

3日目に気持ちが決壊し、そこから息子は毎晩、泣きわめきました。


ほんとに、

どうしてなんだろう。

やりきれなさに、私も何度も涙しました。




でも、アトロピン軟膏を塗るのは、5日間。

期間限定です。

むく

私は、祈るような気持ちで、「あと〇日」って毎晩カウントダウンしていました


終わってしまえば、そこからは、ゆっくり、不快な見え方やまぶしさはなくなっていきます。

必ず終わりがあるので、これから精密検査をする方も、怖がらなくて大丈夫です。




ここで、アトロピン軟膏(リュウアト)の効力がなくなるまでに、微力ながら私が息子にしてあげられたことを記しておきます。

  • ほぼ1日中、家中のカーテンを閉め、まぶしさを軽減

  • 外出時は帽子とサングラス着用しまぶしさを軽減(幼稚園以外)

  • 幼稚園の登降園の際は、園の帽子+私の日傘で日光をシャットアウト

  • 意気消沈していても、幼稚園に通わせる


特に、最後に記した、幼稚園に通わせること。

まぶしさを感じる場面などはあっても、お友達とわいわいしている方が本人の気がまぎれるので、やってよかったな、と思えました。

精密散瞳屈折検査

むく

5日間の検査準備が終わり、精密散瞳屈折検査のため、再度、眼科に行きました



この日に行った検査は、裸眼視力・矯正視力などの視力検査のみ。

事前準備は大変でしたが、精密散瞳屈折検査は拍子抜けするほどさくっと終わり、診察室に呼ばれました。


弱視の診断くだる

大変だったよね。がんばりました。

先生が息子にかけてくださった言葉に、涙が出そうになりました。

息子は先生からご褒美にいただいたメロンの形をした消しゴムに大喜び!

そして、、、
診断がくだりました。

診断名:
左目の弱視(遠視からくるもの)

ということでした。


すでに覚悟はできていた私。今回は落ち着いて先生のお話を聞くことができました。

弱視治療メガネが出来上がったら、お風呂以外の起きている間ずっとメガネをかけてね


と直接息子にご指導いただき、

メガネ屋さんにこの用紙を渡せば、〇〇くんに合った治療メガネを作ってくれるから。帰りに寄ってね


「弱視等治療用眼鏡等作成指示書」という用紙を手渡されました。


次回の検診は治療メガネをかけてみて1ヶ月経った頃です。

そのほかに、弱視治療のメガネは会社の健保組合と市から補助金がおりることなどを案内され、その日は終了となりました。

治療メガネ生活スタート

注文してから、4日で息子用の弱視治療メガネができあがりました。

むく

すでに6歳になってしまっている息子のために、メガネ屋の店員さんが1日でも早く、と、がんばってくださったそうです!



息子には、今現在の左目の状態と、それをよくするために治療メガネをかけるのだということを、ゆっくりと話しました。

「メガネがぼくの目をよくしてくれるんだ!」

とインプットされた息子は、治療メガネをかけることをとても楽しみにしています。


届いたメガネをかけると、

「なんか、大きく見える。まるい感じもするし、変な感じ」

と息子。

初日は、すぐにはずしてしまいました。


でも、3日も経たないうちに、朝起きると、自分から治療メガネをかけるようになりました。

やはり、メガネをかけた方がクリアに見えて、快適なのですね♩


快適だよ~!って脳みそにたくさん刺激を与えて、視力、よくしていこうね。

そんな具合に、治療メガネ生活がスタートしました。

その後の経過

その後、眼科で定期的に行っている経過観察の結果を記しておきます。


1ヶ月後

弱視治療メガネをかけはじめて1ヶ月。

治療メガネをかければ、両目とも1.2 の視力でてるので、メガネの度数の調整などの必要はないですね。
このままがんばりましょう。


と、治療メガネが息子に合っていることが確認されました。


4ヶ月後

その4ヶ月後に、2度目の検診を行いました。

このときは、残念ながら治療メガネをかけても左目の視力が1.0 でなかったものの、

1週間後に再検査をしたら、左目の矯正視力が 1.2 でていました。

むく

子どもの視力測定は、その日のコンディションに左右されることがあるそうです


というわけで、今回も治療メガネの度数交換はせず、引き続きがんばりましょう。ということに。



5ヶ月後

前回の検診から5ヶ月。

左目の裸眼視力がやや低くでているけれど、治療メガネをかければ 1.2 でているので問題ないですね。
引き続きがんばりましょう


とのことでした。

弱視の治療のゴールは、メガネをかけた状態で視力をだすことなのだそうです。

むく

メガネをかけた状態で両目とも1.0 以上の視力がでているものの、この状態をしっかり定着させる必要があるそうです。よって、あと2年ほど治療メガネをかける方向でいます


欲をいえば、裸眼視力も基準値まで上がってくれるとうれしいのですが・・・

欲は出さず、引き続き治療継続を支えていきたいと思います!


お子さんの視力に不安を感じてるママ・パパへ

お子さんの視力になにかあるかも・・・と思うと、とても不安ですよね。


私は、なぜ、就学前検診まで気づいてあげられなかったのだろう?

と、自分を責めましたし、

息子にしなくてもいつらい経験をさせることになって、やりきれなさで涙することもありました。


こんな思い、しなくてもいいなら、それに越したことはありません。


でも、どの経験も、息子にとって、無駄ではなかったと思っています。


治療メガネ生活が安定するまでの間に、今後の息子の心の糧になるようなできごともありました

むく

今も心配は続きますし、やりきれなさももちろんありますが、
きっと、意味のないことなんて、ないと信じています!



この記事が、不安を抱えるママ・パパにとって、役立つものであればうれしく思います。

最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

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