小学生の息子は、メガネをかけています。
就学前検診をきっかけに弱視がみつかり、治療中なのです。
弱視発覚から治療が軌道に乗るまでの日々について、記事にしてきましたが、
今日は、息子のメガネを購入したお店について、記事を書きたいと思います。
不安でいっぱいだった私をそっと支えてくださった、すてきなメガネ屋さんです。
フレームの選び方、メガネをかけ始めた子どもの支え方にも触れています。
これから弱視治療メガネをかける予定のお子さんのママ・パパ、是非お読みください。
はじめての子どもメガネ屋さん
弱視の疑いあり。
すでに6歳になっている息子は、弱視が確定した場合にはすぐに治療を始めなければなりません。
そのため、精密検査に先行して、メガネのフレームを選んでおくことになりました。
はじめて眼科を受診した帰りに、先生から手渡されたパンフレットの地図を見ながら、息子と二人でメガネ屋さんに寄りました。
こどもめがね
かわいらしい看板のかかったお店に到着。
こども用メガネ専門の、小さくて、それはそれはかわいらしい雰囲気のお店でした。
店員さんとの出会い
やわらかい雰囲気のお兄さん店員さんが、そっと笑顔で出迎えてくださいました。
弱視の疑いありとのことで、フレームを選びに来た旨、お話すると
検査、大変でしたでしょう?がんばられましたね
と実感のこもった声でねぎらいの言葉をかけてくださいました。
その店員さん、ご自身が子供時代に弱視を経験されていて、治療して克服したそうなのです。
今日、突然、眼科で我が子に「弱視の疑い」があることを告げられた私。
その優しい店員さんとお話したときに、なんだかほっとして涙がでそうになりました。
フレーム選び
きれいに並べられた色とりどりの、かわいかったりかっこよかったりするメガネを見て、おおはしゃぎの息子。
ほかにお客さんがいなかったこともあり、息子はかたっぱしからメガネをかけては自分の顔を鏡に映して点数をつけていました。
息子のテンションが高すぎて、少し時間はかかりましたが、
店員さんにも相談にのっていただきながら無事にフレームを選ぶことができました。
フレーム選びは、ざっくりとですが、このように行いました。
- 破損しにくい丈夫なつくりのシリーズを選ぶ
- ① の中から、息子の顔に合った形を選ぶ
- ② の中から、本人の気に入った色を選ばせる
色選びを本人に全権委任することで、「自分だけのメガネ」として愛着が生まれたようでした
選んだのは、丈夫でずれにくい、トマトグラッシーズの四角フレームです。
息子は、かけると元気が出てくるような、子どもらしい色を選びました!
そして、このときに選んだフレームで、数日後に正式にメガネを作ることになりました。
息子のメガネデビュー
精密検査の結果、息子の弱視は、疑いから確定となり、選んでおいたトマトグラッシーズのフレームでメガネを注文することになりました。
注文してから4日後、メガネが出来上がったと連絡が入りました。
さっそく、息子とメガネを受け取りにお店へ出発!
自分で選んだお気に入りの色のメガネに、息子はまたもやおおはしゃぎ。
早速メガネを手に取って、かけていました。
私は、メガネをかけてはしゃぐ息子を静かに眺めていました。
もともと大きな目は、より大きく、長いまつげは、一層長く見えます。
ちょっと、不思議なくらいかわいらしい。
これまでの、メガネなしの息子の顔をこれからはほとんど見られなくなるんだな、と思うと、ちょっと寂しい気もしましたが、
その分、これからはメガネをかけた息子の顔を見られる。
メガネをかけた息子も同じだけかわいくて、早くもその姿が愛しくなりました。
親ってすごい。と、思わず思った瞬間でした。
メガネ屋さんからの貴重なアドバイス
おおはしゃぎの息子を、この日も、お兄さん店員さんはあたたかい眼差しで見守ってくださっていました。
そして、息子を見守っていた私に、こんなアドバイスをしてくださいました。
子どものことを思うがゆえに、ママは、どうしても焦ってしまうと思う。
最初から、1秒でも長くかけさせたい!と思うだろうけれど、
少しずつで大丈夫。
テレビ見る時間だけ、絵本を見る時間だけ、などからのスタートでいい。
きちんと目に合ったメガネならば、かけた方が快適なことは間違いない。
その感覚は、子ども自身が一番よく感じるはず。
焦らなくても必ず自分から進んでかけるようになるから、最初は子どもに歩調を合わせてあげて。
じっと見守って、そっと褒めてあげて。
と。
メガネ屋さんでは、興奮していた息子でしたが、帰路につくと、ものの10分も経たないうちに、メガネをはずしてしまいました。
「なんか変。丸く見える。やめた」
と言いながら。
自らメガネをかけるようになった息子
すぐにメガネをはずしてしまった息子を見て、焦らずにいられたのは、先ほどのメガネ屋さんの言葉があったからだと思います。
しばらくかけていられたね!
と、軽く声掛けをして、
その日はそれ以上メガネをかけることは、促しませんでした。
翌日は、息子と相談し、テレビを観る30分間だけメガネをかけることにしました。
すると、あれ?
息子、テレビを観終わっても、メガネをはずす様子がありません。
メガネをかけてることを忘れてるのかな?それとも、がんばってるのかな?
あれこれと考えましたが、声をかけることではずしてしまう可能性も考慮し、敢えて触れずにいました。
見守っていたところ、その日はなんと、お風呂に入るときまでかけていられたのです。
心の中でガッツポーズ!
そして。
その翌日。
朝起きてきた息子は、食卓にさりげなく置かれているメガネを、自分からすっとかけたのです。
初日にいやがってはずしてしまったメガネを、2日後には朝起きると自分からかけるようになっていたのです。
本当に、息子はメガネをかける快適さを体感したのだな。
だから、進んでかけるようになったのだな。
と思いました。
メガネ屋さんからのアドバイスは、本当にその言葉のとおりだったことが立証されました!
それ以来、息子は毎朝起きると、メガネをかける習慣がつきました。
私は、メガネを敢えてケースに入れないで、息子の目につきやすい場所(食卓)にさりげなく置いています。めんどくさがり屋さんには、この方法がおすすめです
すてきな子どもメガネ屋さんと出会えたこと、本当に感謝しています。
これから弱視治療メガネデビューするみなさまへ
弱視のためのメガネは、かけることが治療になるので、お子さんがメガネをかけてくれるかどうか、ということも心配のひとつになりますよね。
私は、メガネ屋さんからたまたま的確なアドバイスをいただけましたが、そこまでお話されない店員さんもいらっしゃるかもしれません。
とても心強かったので、よろしければ、こちらに記したメガネ屋の店員さんからのアドバイスをご参考になさってみてください。
フレーム選びも、お子さんと楽しんでくださいね♬
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お互いに、我が子が弱視とうまくつきあっていけたり、克服できたりするといいですね。